LA 三日目、、
朝起きて、昨夜よりも
極度の緊張感が体を襲う、、、
ヤバい、、、
とうとう来た、、。
世界初公開!?
影KAGEの初上映の日が遂に
来たのだ、、、。
本当に信じられないぐらい緊張していた。
緊張?という言葉さえ
その感覚さえ最近は
全然味わってなかったから
どんな感覚なのか、
思い出せなかったが
こう、
なんていうか、
重たーーーーーーい、感じ、、?
が体を襲う、、
yutakaさんと
朝食はメキシカンを
食べるのだが、
これも全然喉に通らない、、、
笑いも引きつるぐらい、
頭の中、いろんなことが駆け巡る、、、
「今日は3日目だよな!?
ディナー受賞パーティーはもう終わったから
ほとんどのスタッフたちは、
もう帰ってしまって、
誰も観に来てくれないんじゃないのか!??」
とか、
「一度もプロジェクター通して
DVD見たことないから、
どうすんだ、オープニング、
影KAGEのロゴが画面いっぱい切れてたら!??
ぶち壊しだろ!?それは!???」
とか、、、、
実際、編集、途中段階で
液晶で見たとき、画面、切れてしまった部分があって、
しかもそれがオープニングだったから、
そのことが一番、
心臓バクバクするぐらい悩みの種だった。。
それもそうだけど、、
ほんとどうする?
誰もいなかったら、、、、、、、
いろんな事が頭を駆け巡る、、、。
あ~~、、、、、、、
更に緊張、、、。
2日目、授賞式で
ウィナーに輝いた幾つかの作品が
3日目に上映されていたので、
凄く期待して顔出したのだが、
これも全然観客が少なくて、
更に不安にさせた、、、、
マジかよ、、、、、
緊張が増す。。。
夕方、影KAGE上映まであと何時間だ?
俺たちにできることはなんだろう、、、
とにかく、気持ちを落ち着かせるため、
二人で外に出た。
外は相変わらずいい天気で、
逆に爽やかな日差しが
痛む心を突き刺す。。。
あぁ~~~、、、、、、
いだい、、、あつい、、、。
二人で
フルーティーなシェイクを飲んだのだが
これも全然喉に通らない、、。
久々だった、
あんな極度な緊張は。
正直、お腹まで痛くなってしまったのだから、、。
残り2時間!??
あぁ、、
あと2時間で上映か!???
うゎーーー、信じられない、、、、、
どんどん無口になる、、、
やばい、マジでお腹痛い、、、
どにかく、
重くなった足を引きずりながら、、
会場に戻ることにした。
だが、、
戻ってみると、、
自分たちが思っていた以上に
影KAGEを見たがっているフィルムメーカーが
続々と集結しているのだ。。。。!!
え!?
マジで??
そう、他の作品作った製作者達が、
上映プログラムの中の
影KAGEにチェック、丸印を付けていて
見たい!と意気込んで話しかけてくる。
ほんとに!??
マジで!??
感動、、、。
yutakaさんは残りの時間、
影KAGEチラシを持って、配りまくってくれた。
会場ブースのテーブルに座り
影KAGEスタッフと化し、
どんどんアピールしてくれている。
更に緊張が増す、、、、。
どうすんだよ、
あと1時間ぐらいだぞ、初上映は、、、、、
、、
更に緊張、、、、
隣のシアタールームで
面白い作品やってるから見て!と
スタッフが言いに来てくれて
迷ったが
緊張を解すために
その作品を見る。
でも、
心は影KAGEのことばかり、、、
時計ばかり気にして
更にお腹が痛くなる、、、
影KAGEの上映、5分前!!!!
見ていた作品も終わり、
遂に!シアター前に戻ってみると、
うぉーーー、
人だかり!
わんさか、いろんな人がシアターに入っていく!!
マジで!!>。??
ぐぁーーーーーーー、
更に緊張!!!!!!
yutakaさんに、
と、、トイレいっずてきますぅ、、、、、、、、、、、
ほんとそんな感じだったと思う。
カミカミのドキドキで
トイレに入っていった、、、、、。
他のシアターでいろんな作品見たが、
あんなに人が入ってるの初めて見たぞ!??
どれだけ影KAGEに興味を持ってくれているかだな、、
いや、、、、、ぁ、
ほんと嬉しい、、、、、、、
正直、泣きそうになる、、、、、、
深々と深呼吸して
よし!!!!
気合い入れて
シアターの中に入る!
1分前だから、
調度いいだろと思っていたら、
ドカーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!
、、、、
あれ、、、??
和太鼓の音!?
え!?
もう、
もう、
ハ
は、
始まってるの!??、、、
ちーちゃん、姫の顔が
画面に映し出されている、、
なに!><<。。!!
もう、始まっちゃってるじゃん!!???
ガーーーーーーーン、、、、、、
オープニング、、見れなかった、、、、
トイレニ入っている間、
完全に始まっていたのだ、、、、、、
グァーーン、、、、
ショック、、、、、、、
ドキドキが止まらない、
yutakaさんに
もう始まっちゃってますよ!
と言われ、更にショック、、、、、、
だが、、
どうだったのか、
オープニングからの観客の反応は!?
もしかしたら、いい感じかも!!
シアターの空気はピーーーンと張り詰めている。
観客は静かに且つ、
息を呑んで見ている!!!
よし!!
掴みはオッケイ!!!
殺陣のシーン、バク転のくだり、
野口、石田との斬新な部分に
WAO--と歓声~!
よっしゃぁ。。。
そして
後半はどうだ??
ほとんどセリフがない中、
みんな理解できるのだろうか??
静かに観客はジーーーーっと見てる。
それと、嬉しいことに、
入場者は後を絶たず、
途中から入ってくる人が何人もいた。
他のシアターが終わって急いで
観に来てくれたのだろう。
う、、うれしいぃ、、、、、、、
マジで感動。。。。。。。。
ストーリー、
ラストに近づく。。。
あのラスト、
本編、終了したら
観客はどう反応するのか、、、?
終わりが近づいてくる!!>
静かに暗くなって、、、
シーン、、、、
、
エンドロール、、、、、、
に
行く前、
パチパチ、
へ?
パチパチパチ!!!
パチパチパチパチ!!!!
拍手だ!
観客の拍手が鳴り響く!!
バチバチバチバチ!!!!
バチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!
え!?
ほんとに!???
うわぁ、、、、、、、、
ほんとですか!??
ジーーーーーーン、、、、、、
ヤバイ、目頭が、、、、、、、、
拍手が止まらない、、、、、、、、
あぁ、、、、、、、、、
緊張が、
ゆっくりと解けた瞬間だった、、、。
俺たちの、、、
この熱き想いが
届いたんだ、、、、、、、、、
感、、
無量、、、
言葉が出なかった、、、、、
みんな喜んで握手を求めてきてくれた。
「素晴らしい」
「よくできてる!」
と。
、、、、、
緊張が解けて安堵感に変わり、
ぐったりとその場に座ってしまいそうだった。。
「監督はいますか?」
上映スタッフが
スクリーン前に来てくれと、
己を呼び出す。。
ひえーーーー、、、、
また、緊張、、、、。
スクリーン前に到着すると、
さらに拍手、、
ヒェ~~、、、、、
「ど、
どうもありがとうございまず、、、、、」
ほんと、、、
あの光景は今でも忘れない、、。
初上映、初、観客の皆さんの笑顔と、
興味深く、己を見る視線が集中した。
上映スタッフが、作品の感想をみんなの前で伝えてくれた。
モノクロの素晴らしさ、
ストーリー、後半の下り、展開の良さ、
アクションの斬新さなど、、、、
今まで、、
苦難の連続だったから、
異国の人に承認?というか、
「誉められる」という行為は
初めてで
照れくさかったが、
もの凄く報われた気がした、、、。
どれだけ、身を、魂を削ってきたか、、、、、、
初めて、
報われた瞬間だった、、、。
質問コーナーに入ると、
目の前にいる観客、
特に、他のフィルムメーカーの男性陣から
たくさんの質問を浴びた。
photo credit : Mibu
「バジェットは!?」
「何ヶ月ぐらいかかった!?」
「アクションコーディネーターは誰?」
など、
更に、、、
凄く、
心に残った質問があった。。。
「この作品のアイデア、ストーリーは
どうやって生まれたのか?」
、、、、
ジーンと、 、、
胸が熱くなった。
なんて言おうか迷ったが、
正直に答えた。
「私の
人生の体験から生まれたんです。」と。
一途な愛と、
人を想う心を、、、
この何年間の
真っ暗な闇の中で
体験し、感じとったことを
全て凝縮し、詰め込んだと、、、、
、、。
彼は、
黙って頷いていた、、、。
この作品の
その「想い」を、
彼は
感じ取ってくれたに違いない、、。
本当に
嬉しかった。。
報われた瞬間だった。
流暢なYUTAKAさんの通訳に助けられ、
シアタールームを出た後も
観客の皆さんに握手を求められたり
話しかけられたり、
photo credit : Mibu
後半、回想シーンの長さが心配だったが、
逆にそこが良かったと言ってくれた制作者もいたり、
また、JAC時代の事務所の友人が旦那様と
ハリウッドで活躍するプロレスラーの人を
連れてきてくれたのだが、
その人が、殺陣のシーンを
もの凄く評価してくれたりもして、
本当に嬉しかった。
今までの
戦いでボロボロになった体が
癒された瞬間だった、、、。
張り詰めた
緊張感が一気に解かれて、
もっと、お腹が痛くなった、、、。
いでぇ、、、、、、
でも、
心地よい、
痛みだった。。。
やはり、、、
俺たちが想像していた以上に、
「忍び」という題材は
海外の人を惹き付ける。
いや、日本の文化、時代劇というジャンルは
世界中の人が
’求めている’ということに
改めて気づかされた。
やっぱ、好きなんだよ、
海外の人は
侍や、忍者を。
俺たちにしかできないこのジャンルを
俺たちは、誇りにするべきだと思った。
不安だとか、
なんだとか全てが
自信に変わった。。。
その日、
素晴らしい、日本人監督とも出会った。
2日目、例の授賞式で
いくつもノミネートされた
「リリィ」という作品があるのだが、
これが凄く素敵な作品で、
しかも誰が作っているの!?
と思ったら同じ、日本人。
高校卒業してからLAで映像を学んでいて
これが初監督作品らしいが、
もう何本も作っているんじゃないの!?
と思わせるぐらいの素晴らしく
ロマンチックな作品で、
描写が素晴らしい。
影KAGEも観に来てくれて、
意気投合し、
その日は深夜まで、男三人、
ロングビーチで語り合った。
最高の夜だった。。
リリィ公式サイト
この3日間、
渡航に関しては
あまりに慌しく、
実際行けるのかどうかも
分からない状況でもあったが、
初、上映は現地に行って
見守ることができて
本当に良かったと思う。
このような体験は二度とできないだろう。。。
影KAGEが
もっと沢山の人に見てもらえればと
心から思う。
今回、ベスト8に選ばれたが、
賞を狙うだとか
なんだとか、
そのことばかり躍起にならず、
伝えていければ
それだけでも本望。
ありがたいことだと思うのだ。
もちろん結果は大事。
だが、
熱き情熱を込めて創り上げた俺たちの
スピリットが、
先ずは異国の
アクション好きな子供達、
青年、映画を愛す幅広い年齢層に届けば
どれだけ素敵なことか。
今はまだ、
アメリカ本土、いろんな州で上映決まったが
まだまだ
世界中には沢山のフェスティバルがある。
カナダ、オーストラリア、ブラジル、イタリア、フランス、
他、
そして、、
アジアにも。。
伝えていきたい。
あの、観客の
あの映画に情熱を懸けた男たちの瞳を見て、、
改めて、
そう想った。
まだまだ、いっぱいあるな、、
伝える場所は、、、。
4日目早朝、
朝早いというのに
帰りの空港までの道程、
親友の同期が送ってくれた。
ありがたかった。
今回、YUTAKAさんは
この作品の制作した
スタッフのように携わってくれて
ほんとにありがたかった。
そのYUTAKAさんを紹介してくれた
同期にも心からお礼を言いたい。
というか、
今更、なんだか照れるが。。。
空港、
搭乗まで時間がゆったりあって、
その間も不思議だが、
10代の頃の二人に戻ったような感覚で
可笑しかった。。
東京に帰れば
現実という日常に戻るが、
今回LAに行って改めて、
「夢」に生き、
「夢」に懸けている者たちが
たくさんいるのだということを実感した。
その「夢」の欠片を掴むのは
本当に血の滲む、
魂をも削ることの連続だが、
可能性を、
己を信じることの大切さも、、、
改めて知った。
フェスティバルのおかげで、、、。
新たなる希望と
信念を持って、
同期とハグをし、
コリエンエアーに飛び乗った。
熱き、仲間達と
アクション・オン・
フィルムフェスティバルの運営者達に感謝。
押忍
photo credit 演出、同期。(なんで俺がハマキ吸ってんだよ!)
photo credit maya (なんで、おまえのほうがカッコイイんだよ!!
つうか、なんなんだ、この演出は!!)
LA日記
終